小丸屋住井の歴史は、千年以上と推測され、代々口伝によりそれが伝えられてきました。当時、公家であった住井家は時の帝より「伏見深草の真竹を使い、団扇作りを差配せよ」との命を受け、深草の地の人々を動かし、天正年間(1573~92年)に「深草うちわ」を確立しました。
また、代々芸事には造詣が深く、日本舞踊のかづらや衣装、小道具なども多く所有していたため、戦後には「小丸屋小道具店」を始め、全国に名が広まったこともあり、時代の流れと共に衰退の一途をたどる団扇文化も現在まで守り続けられております。
先人より引き継いだものを次の世代へと引き継ぎながら、京都の文化を世界へと発信しています。
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